2015年11月号(Vol.41)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
11月号(Vol.41)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。
京の秋に彩りを添える宇治茶情報をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「T-1グランプリ in 宇治」を開催します
 【2】「宇治茶まつり」が大盛況!
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… UJI-CHA Fair 2015のお知らせ ………………………………………………
 【1】UJI-CHAパスポートの配布を開始します
 【2】お茶所バス「ゆいはん、やましろ推し!」
    京都やましろ観光大使 横山由依さんのラッピングバス走ります
 【3】UJI-CHA Fair2015 11月のイベント
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… 日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて ………………………………
 ○宇治茶世界文化遺産登録推進シンポジウム
  ~仏ワインと宇治茶の文化的景観~を開催します
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第36回 林屋和男さん
  家庭でも出来るお茶づくり ー紅茶編ー
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トピックス


【1】「T-1グランプリ in 宇治」を開催します。

 12月13日(日)に、宇治茶会館で「T-1グランプリ in 宇治」が開催されます。

 T-1グランプリは、「お茶の知識に係る筆記クイズ」、「お茶の種類あて競技」、「お茶の淹れ方競技」等に挑んでもらい、その総合得点でお茶の「小学生チャンピオン」を決めようというイベントです。

 出場者資格は、京都府内の小学3年生~6年生であることで、先着60名となります。

 申込み締切は11月13日(金)。お問い合わせ・申込みについては、京都府茶協同組合(0774-23-7711)までお願いします。

【2】「宇治茶まつり」が大盛況!

 10月4日(日)、宇治橋通り商店街、府立宇治公園を中心に、「宇治茶まつり」を開催しました。

 当日は好天にも恵まれ、約35,000人もの方にお越しいただき、宇治茶の魅力を楽しんでいただきました。

【実施内容】

●宇治橋通り商店街(当日は歩行者天国に!)
 日本遺産のストーリー説明や日本遺産クイズを通して、認定された内容を知っていただきました。同時開催の「京都・宇治街巡りフェスタ」の「宇治茶大好き大使 抹茶ーずのおもてなしステージ」には多数の方が観覧!

●府立宇治公園
 「山城地域の茶産地PR(お茶の産地巡り)」、「宇治茶スイーツ販売」「宇治茶製法手もみ技術の実演・体験」などで、抹茶、玉露などの各産地の宇治茶を堪能されたり、手もみ体験に汗を流される姿が見受けられました。
 その他、同時開催の京都文教大学主催の「宇治茶スタンプラリー」では、多数の親子等が宇治茶にまつわるクイズに臨み、宇治茶の歴史・文化にふれる姿がみられました。「第64回宇治茶まつり(宇治茶祭奉賛会主催)」では、「名水汲み上げの儀」や「宇治茶行列」などで、多くの方がシャッターを切る姿がありました。

UJI-CHA Fair2015のお知らせ

【1】UJI-CHAパスポートの配布を開始します。

 UJI-CHA Fair 2015イベント会場を巡り、スタンプを3個以上集めた方、先着888名様に、日本茶800年のふるさと「お茶の京都」87の特典を提供する「UJI-CHAパスポート」を進呈します。

 11月3日(火・祝)に開催予定の「木津川市 秋の社寺秘宝・秘仏特別開扉」で初めて配布を開始します。

〔利用地域〕山城地域 12市町村
〔発行部数〕888部
〔配布期間〕平成27年11月3日(火・祝)~なくなり次第終了
〔利用期間〕平成27年12月1日(火)~平成28年5月31日(火)
〔申請窓口〕UJI-CHA Fair2015各イベント会場、市町村窓口
〔申請方法〕スタンプラリー台帳を申請窓口にご持参ください。
※iStampの場合は、コンプリート画面を提示してください。

〔お問い合わせ先〕
 山城広域振興局農林商工部企画調整室 TEL.0774-21-2392

<UJI-CHA Fair 2015とは?>
 やましろのお茶を体感する12市町村30イベントをつなぐスタンプラリー。「UJI-CHA Fair 2015 ガイド」は、市町村窓口、観光案内所、各イベント会場で配布の他、こちらからもダウンロードできます。
http://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/

【2】お茶所バス「ゆいはん、やましろ推し!」
   京都やましろ観光大使 横山由依さんのラッピングバス走ります

 UJI-CHA Fair2015イベント会場や、日本遺産を巡回する唯一のバスです。ツアーですが、時間に縛られず、自分のスケジュールにあわせて観光できます。各停留所でガイドがご案内します。各ツアー2,000円(小学生以下は半額)で一日乗り放題。

 今年2月に京都やましろ観光大使に就任したAKB48横山由依さんのラッピングバスも走ります。ご乗車いただいた方には、もれなく『京都やましろ観光大使特製ステッカー』をプレゼント!

〔日程〕
11月8日(日) 「茶源郷まつりと上狛茶問屋街を巡り『お茶の京都』を
        堪能する旅」
11月15日(日)「 紅葉の笠置山と日本遺産茶問屋街を巡る旅」
12月6日(日) 「全国ご当地鍋フェスタ『鍋-1』グランプリと
        山なり茶園の景観を楽しむ旅」
12月13日(日)「 木津川流域の茶生産の歴史をたどる旅」
12月20日(日)「『煎茶製法発祥の地』宇治田原と井手の里山を巡る旅」

〔お申込み〕
インターネット:トラベル京都
http://www.travelkyoto.jp/
電話申込:トラベル京都 TEL.075-755-5512
(受付時間/平日10時~18時)

〔お問い合わせ先〕
山城広域振興局農林商工部商工労働観光室 TEL.0774-21-2103

【3】UJI-CHA Fair 11月のイベント

11月6日(金)19時~20時15分、7日(土)10時~20時10分
第1回かさぎドキュメンタリー映像祭
〔内容〕ドキュメンタリー映像の上映、ゲストトーク、地元と観光客の懇親会
〔会場〕笠置町産業振興会館他
〔問〕(一社)観光笠置 TEL.0743-95-2880

11月7日(土)、8日(日)10時~15時
久御山町民文化祭
〔内容〕舞台発表、模擬店、試食、作品展示
〔会場〕久御山町役場周辺
〔問〕久御山町産業課 TEL.075-631-9964

11月7日(土)10時~16時、 8日(日)9時~16時 お茶所バス停留所
茶源郷まつり
〔内容〕茶畑ツアー、世界のお茶の試飲、お茶づくしの屋台村、和束茶・茶席、
    お茶の体験
〔会場〕和束町内
〔問〕和束町総務課 TEL.0774-78-3001

11月7日(土)10時~16時、 8日(日)10時~15時
井手町文化祭(農林業祭)
〔内容〕農産物品評会、農産物直売、模擬店、舞台発表、作品展示
〔住所〕井手町自然休養村管理センター
〔問〕井手町産業環境課 TEL.0774-82-6168

11月7日(土)10時~16時、8日(日)10時~15時 お茶所バス停留所
JA京都やましろ大感謝祭(合併20周年)
〔内容〕大茶会、日本遺産のPR、農産物・加工食品の直売ちゃぐりんスクール
    (食農教育活動)、京やましろ新鮮野菜なべ等
〔会場〕けいはんな記念公園
〔問〕JA京都やましろ TEL.0774-62-1200

11月14日(土)12時~16時 、15日(日)10時30分~15時
お茶席無料接待
〔内容〕城陽産抹茶「鷺坂の昔」によるお茶席の無料接待
    (両日先着100席、定員に達し次第終了)
〔会場〕文化パルク城陽内寺田コミセン
〔問〕城陽市農政課 TEL.0774-56-4005

11月15日(日)・1月下旬 
心和む抹茶ふれあい体験
〔内容〕抹茶に挽く体験、抹茶をいただく体験、パネル展示
〔会場〕文化パルク城陽内寺田コミセン
〔問〕城陽市農政課 TEL.0774-56-4005

11月15日(日)9時~15時
京田辺市産業祭2015
〔内容〕玉露手もみ実演、茶・農産物の販売
〔会場〕京田辺市中央体育館
〔問〕京田辺市商工会 TEL.0774-62-0093

11月15日(日)9時30分~15時30分 お茶所バス停留所
せいか祭り2015
〔内容〕町内商店及び団体による出店、音楽イベント
〔会場〕けいはんな記念公園・けいはんなプラザ
〔問〕精華町総務部企画調整課内 TEL.0774-95-1900

11月15日(日)9時~15時 お茶所バス停留所
笠置もみじまつり
〔内容〕笠置山もみじウォーキング(スタンプラリー)、音楽祭、
    もみじライトアップ(17時~21時)
〔会場〕笠置山もみじ公園
〔問〕笠置町役場企画観光課 TEL.0743-95-2301

11月23日(月・祝)10時~15時
2015 むら活き生きまつり
〔内容〕ステージイベント、農産物・農産加工品の販売、模擬店
〔会場〕南山城村総合グラウンド
〔問〕南山城村産業生活課 TEL.0743-93-0105

11月29日(日)9時~15時30分
山城多賀フルーツライン感謝祭
〔内容〕新鮮野菜、カキ、ミカン、宇治茶の販売
〔会場〕山城多賀フルーツライン
〔問〕JA京都やましろ井手町支店 TEL.0774-82-2613

11月29日(日)10時~15時(予定)
京都で一番早くさくらが咲くまちプロジェクト
〔内容〕河津桜の植樹、特産品販売
〔会場〕井手町まちづくりセンター椿坂
〔問〕井手町企画財政課 TEL.0774-82-6162

11月29日(日)9時~10時受付、受付後随時出発
山背古道とことんウォーキング
〔内容〕全長約23kmのウォーキング
〔会場〕山背古道
〔問〕木津川市観光商工課 TEL.0774-75-1216

11月29日(日)9時~10時頃受付、15時頃終了予定
山城茶問屋ストリートスタンプラリー
〔内容〕山城町散策、お茶の淹れ方教室、スタンプラリー、
    お茶の試飲 参加費用300円(保険料込)
〔会場〕山城町上狛南部地域
〔問〕山城茶業組合(株式会社丸又園内) TEL.0774-86-2069

日本茶・宇治茶の世界文化遺産登録に向けて

○宇治茶世界文化遺産登録推進シンポジウム
 ~仏ワインと宇治茶の文化的景観~

 世界最高の仏ワインを生むブドウ畑と宇治茶の茶畑。文化的景観を切り口として、その魅力と次世代への継承を考えます。

〔開催日〕平成27年12月5日(土)
     13時~15時30分

〔場所〕京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ
    http://www.kyotoconcerthall.org/access/

〔内容〕
 ●オープニングコンサート
  鈴江先子氏(オカリナ)、福井秀彦氏(ギター、打楽器)
 ●基調講演
  フランソワ・ゴンドラン氏(フランス文化省保護地区・建築局長)
  「サン・テミリオンの世界文化遺産登録の取組」
  金田章弘氏(京都大学名誉教授)
  「宇治茶生産の文化的景観」
 ●トークセッション
  宗田好史氏(京都府立大学教授)コーディネーター
  デービッド・アトキンソン氏(日本遺産審査委員会委員、
             小西美術工藝社代表取締役社長)
  金田章裕氏(京都大学名誉教授)
  鈴木地平氏(文化庁世界文化遺産室文化財調査官)
 ●宇治茶レディ、京田辺玉露レディによるお茶の振る舞い、販売、
  パネル展示など

〔募集人数〕400人

〔申し込み方法〕メール(411-5000@pref.kyoto.lg.jp)又は、
        FAX(075-411-5001)にて、
        1.お名前
        2.ご連絡先(電話、FAX又はメール)
        3.参加人数(申込者含)
        を記載してお送りください。

〔締切〕11月20日(金)必着

〔詳細〕京都府ホームページ
    http://www.pref.kyoto.jp/nosei/ujicha-271205kokusai.html

コラム「茶の記憶」 第37回


 前回まで4回にわたり、元NPO法人日本茶インストラクター協会副理事長兼関西ブロック長で、現同京都府支部副支部長である桑原秀樹さんに、コラムを提供いただきました。

 今月からは、日本茶インストラクター協会京都府支部幹事で、宇治茶伝道師でもある林屋和男さんにコラムをご紹介いただきます。


家庭でも出来るお茶づくり ー紅茶編ー 林屋和男

 読者の皆さんはご承知の方も多いと思いますが、日本緑茶も中国緑茶や烏龍茶(ウーロン茶)、さらには紅茶も元は同じ茶の木の葉です。ですから日本に育っている茶の木の葉で紅茶も作ることが出来ます。手作りで作ろうとしたら一番失敗が少ないのは紅茶です。

 今回はその紅茶づくりを紹介してみます。これはいわば簡便法であり紅茶工場で作るやり方とは少し違います。製茶機械は使いません。

 準備するものはチャック付きの厚めのポリ袋です。勿論茶の葉も要ります。なるべく柔らかい新芽が向いています。ですから今の季節では難しいですね。よく管理されている茶畑なら10月半ばでもまだ先の方は柔らかいですが、黙って取ってきてはいけません。

 さて来年のことになりましょうが、柔らかい茶の芽が手に入ったら、まずそれを箱などに入れて日光に曝します。夏ですと半日、春でも一日で茶の芽は一部茶色に変色します。この茶の芽をポリ袋に入れてしっかりと封をし、袋の上から握り潰すように力を入れて揉みます。芽から汁が出てくるでしょう。かまわず揉み続けると葉の色はどんどん褐色に変色します。一度袋の口を開けて香りを嗅いでください。紅茶の香りがしてきます。こうなると成功です。ますます揉み続けて、汁が出て泡立ったようになります。この泡はサポニンです。サポニンは最近の研究で抗癌性や抗炎症性機能がいわれています。全体に茶褐色になったら袋から取り出し、乾かします。乾燥はいろんなやり方があります。例えばホットプレートかフライパンを低温で熱し、上にキッチンペーパーを敷いて茶の葉を載せます。時々動かしてパリパリになるまで乾かします。この時高温でやると焦げてしまいます。紅茶を作るつもりが最後の段階で焙じ茶まがいになってしまっては残念です。

 初めに日光に曝すのが面倒な人は柔らかい緑の芽のまま袋に入れて揉んでも出来ます。ただ揉む時間は少し長くかかりますし、出来上がりの香りが弱いです。

 紅茶づくりでおこっているのは酸化反応です。ビタミンCはなくなります。カテキンもカテキン酸化物に変わります。

 同じ茶でも緑茶と紅茶では含まれている成分がずいぶん違います。どちらが良いかではなく、どちらが好きかで考えるべきだと思います。

 紅茶は基本的に熱湯でいれます。自分で作ったお茶の味は又格別でしょう。

本文ここまで
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 □ 発行日 : 2015年11月1日
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