2017年4月号(Vol.58)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
4月号(Vol.58)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

宇治茶の郷から新しい出会いの春にぴったりな旬の話題をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治茶カフェ」が新たに6店認定~東京都特別区内にも2店舗
 【2】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」が開催!
 【3】宇治茶製法手もみ技術競技大会が開催
 【4】宇治茶ムリエ養成講座で年間800人が受講!
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… 「お茶の京都博」特集……………………………………………………………
 ○4月のイベント紹介!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第54回 桑原秀樹さん
  「アメリカと日本茶」第2回
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トピックス
【1】「宇治茶カフェ」が新たに6店認定~東京都特別区内にも2店舗


 良質の宇治茶を提供し、宇治茶の歴史、文化、淹れ方などの説明ができる喫茶店などを「宇治茶カフェ」として認定されていますが、平成28年度は新たに6店舗が認定されました。

 また、内2店舗は東京都特別区内での初めての店舗となります。

 3月22日(水)に宇治茶会館で認定式も開催されました。

【新規店舗名】
 ふれんち茶懐石 京都 福寿園茶寮
  (東京都千代田区丸の内)
 RANDY(東京都港区六本木)
 GOCHIO cafe~伍町カフェ(宇治市宇治壱番)
 辻利宇治本店(宇治市宇治妙楽)
 辻利兵衛本店(宇治市宇治若森)
 綾茶cafe(綾部市あやべグンゼスクエア内)


【2】「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」が開催!

 平成29年度「宇治新茶・八十八夜茶摘みの集い」を5月2日(火)宇治茶会館で開催。

 新茶シーズンを迎え、宇治新茶の生産と製造・販売が開始されたことを広め、多くの方々に宇治茶に親しんでもらい、宇治茶の普及と消費拡大を図ることを目的に開催します。

 内容としては、茶摘み体験、美味しいお茶の淹れ方教室、宇治茶の手もみ体験、宇治新茶の無料接待・販売など多くの魅力あるイベントを予定しています。また京阪・JR宇治駅から会場までの無料シャトルバスも運行していますので、多数の御参加をお待ちしています。


【3】宇治茶製法手もみ技術競技大会が開催

 第13回宇治茶製法手もみ技術競技大会を3月3日(金)、宇治茶会館で開催。

 本大会は、宇治茶の伝統的な手もみの技術の伝承と後継者の育成を通じ、宇治茶製法の原点を学び宇治茶の品質向上を目的に実施。

 当日は、府内5地域の保存会、11チームが参加し、南山城村茶手もみ技術保存会Aチームが優勝しました。

【4】宇治茶ムリエ養成講座で年間800人が受講!


 平成28年度は、京都産業大学、ホテル椿山荘東京、京都銀行など様々な団体・企業等を対象に開催するとともに、一般府民向けにも開催した結果、年間800人の受講となりました。

 来年度も引き続き開催し、多数の方々に急須で淹れる宇治茶の魅力を伝えていきます。

「お茶の京都博」特集

○4月のイベント紹介!

 桜のシーズン到来とともに、「お茶の京都博」もオープニング。

 4月の主なイベントを紹介します。

【メインイベント】
 さくら茶会(4/1~2 八幡市淀川河川公園背割堤)
 ・「1万人の大茶会」~ティーアンバサダー等による呈茶・説明(有料)
 ・ステージイベント~開会宣言、お茶関連パフォーマンス 等
 ・宇治茶等体験エリア~千家・煎茶道茶席、「お茶の京都」パビリオン 等

【エリアイベント】
 お茶の京都イーストゲートオープンフェス(4/15 道の駅お茶の京都みなみやましろ村)
 ・4/15にグランドオープン
  運営会社が経営するレストランや村茶を中心とした特産品販売店がオープン
 ・「宇治茶BAR」による呈茶 等

【関連イベント】
 UJI-CHA Fair2017
 ○井手町さくらまつり(4/1~10 井手町玉川堤周辺)
  ・玉川堤両岸には約500本の桜が咲き誇り、夜はライトアップ
  ・4/1には「和太鼓演奏」、4/3には「おかげ踊り・玉川音頭」等
 ○地域が元気!さくら福祉まつり(4/8 宇治田原町住民体育館駐車場)
  ・桜を見ながら子どもからお年寄りまで楽しめるイベント
  ・物販等ブースの出展やステージでは「和太鼓」や「バレエ」等を披露
 ○緑とふれあい桜まつり(4/8 木津川市ふれあい広場)
 ・自然に親しみ、交流の場として開催
 ・「花見茶会」では相楽共同作業所が制作した銘々皿を配布(数量限定)
 ○春一番(4/8~9 山城町森林公園)
  ・タケノコづくしの祭典「春一番」を実施
  ・朝堀たけのこ等の販売、木工工作のワークショップ等
 ○笠置さくらまつり(4/9 笠置キャンプ場)
  ・木津川河川敷等にはソメイヨシノが咲き誇り、夜にはライトアップ
  ・模擬店や体験コーナー等
 ○いでちょう百縁商店街(4/15 井手町内商店街<玉川・南北石垣・多賀各エリア>)
  ・町内の商店街全体が100円ショップ
  ・各店では工夫をこらした商品の数々が100円で並びます
 ○さくらまつり(4月予定 南山城村農林産物直売所横)
  ・直売所近くの木津川沿い遊歩道では八重桜のトンネル
  ・「焼きしいたけ」や「ぼん菓子」等の販売

  多数の方々のご参加をお待ちしています。

コラム「茶の記憶」 第54回


 今月も、NPO法人日本茶インストラクター協会元副理事長兼関西ブロック長の桑原秀樹さんにコラムを御紹介いただきます。

 今月は、「アメリカと日本茶 第2回」という題目でコラムをお寄せいただきました。

「アメリカと日本茶」第2回 桑原秀樹

1.日本茶業はペリーによって始まった。

イ、「泰平の眠りを覚ます蒸気船(上喜撰)、たった四杯で夜も寝られず。」

 ペリー率いるアメリカ東インド艦隊の四艘の軍艦が、国書を携えて浦賀に来航したのは、今から163年前の嘉永6年(1853年)6月3日のことでした。江戸時代約350年間、鎖国を続けてきた日本は、大田蜀山人の狂歌のように大混乱でした。

 「喜撰」とは、宇治の喜撰山周辺、池の尾でとれる煎茶の茶銘です。宇治の池の尾で生産されるお茶が日本一の香りのよいお茶だったのです。喜撰法師が庵を結んだ喜撰山から、「喜撰」「池の尾」と名付けられましたが、偽物が横行したので、正真正銘の喜撰茶だということで、「正喜撰」「正池の尾」「上喜撰」の茶銘が生まれました。現在宇治市には、碾茶、玉露の生産はありますが、煎茶の生産はほとんどありません。笠取、炭山など宇治市で本物の宇治煎茶が復活してほしいと念願しています。

 安政6年(1859年)6月2日、横浜港が開港し、海外との貿易が始まります。産業革命を経た欧米と違い、江戸時代の350年間農業国であった日本が海外に売れるものは、第1に絹、生糸、第2に茶、第3に陶磁器(ジャパン)でした。農民にとって、米以外の、桑や茶が換金作物になることは、非常に魅力的なことで、水田の作れない畑地、荒れ地が茶畑、桑畑に変わって行きました。統計によると明治時代の茶生産量の約3分の2が輸出されています。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2017年4月1日
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