テキストメール(Vol.48)

バックナンバー 2016年6月号(Vol.48)テキストメール


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      宇治茶の郷メールマガジン6月号(Vol.48)
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こんにちは、宇治 茶太郎さん。

宇治茶の郷から、新茶のようにフレッシュな宇治茶情報をお届けします。

≪ 目次 ≫

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」が盛況に開催!
 【2】「ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ」が開催!
 【3】「UJI-CHA Fair 2016」が6月以降も山城各地で開催!
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… 品評会情報 …………………………………………………………………………
 ○「茶品評会」が各生産地で開催されます
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第44回 橋本素子さん
  「11月8日 高山寺献茶式」について
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≪ 本文 ≫

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 【1】「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」が盛況に開催!
 
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 5月1日(日)、宇治新茶の本格的生産を迎える八十八夜の日に、
 宇治茶会館、茶業センター茶園及び京都府茶業研究所において
 「宇治新茶 八十八夜茶摘みの集い」が開催されました。

 天候にも恵まれ、昨年を上回る約6,000人の方にご来場いただきました。

 宇治茶会館・茶業センター茶園では、
 自然仕立ての玉露茶園での茶摘み体験や美味しいお茶の淹れ方教室、
 ホットプレートによる簡 単な製茶体験など、
 茶業研究所では煎茶園での茶摘み体験や宇治茶の手もみ体験、
 試験茶園・製茶工場の見学・説明などが行われたほか、
 来場者には新茶のふるまいも行われ、
 新茶の季節にふさわしいイベントとなりました。



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 【2】「ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ」が開催!
 
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 5月30日(月)、
 世界トップレベルのプロ選手が参加する
 国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン京都ステージ」が
 開催されました。

 当日は約5万人の観客が来場され、
 メイン観戦会場となる「けいはんなプラザ(日時計広場)」においては、
 飲食物や特産品の販売 ブース、観光案内等のブースが設置され、
 賑わいました。

 なお、「ツアー・オブ・ジャパン」は6月5日(日)まで、
 日本各地で開催されます。



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 【3】「UJI-CHA Fair 2016」が6月以降も山城各地で開催!
 
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 6月以降も山城地域で
 「UJI-CHA Fair(うじちゃ ふぇあー)」が開催されます。
 イベントによっては、
 先着でスイーツ等のプレゼントを配布する所もありますので、
 必ず冊子「UJI-CHA Fair 2016ナビ」をご持参してお出かけ下さい。

 【6月~7月の「UJI-CHA Fair」主な予定】
  6月4日(土) 新茶まつり(南山城村)
         ~先着60名にご当地スイーツプレゼント~
  7月2日(土) 青谷・梅酒づくりと歴史をめぐるウォーク(城陽市)
         ~申込者全員に水出してん茶ふるまい~
  7月31日(日) 京・村まつり2016(南山城村)
         ~先着60名にスイーツプレゼント~ 等



■」品評会情報
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 5月を中心に摘採、加工された宇治茶の味、香り、色などの品質を競う
 「茶品評会」が各生産地で開催されます(一部終了済みの品評会含む)。

 ○6月2日(木) 八幡市茶品評会(JA全農京都茶市場)
 ○6月7日(火) 城陽市茶品評会(JA全農京都茶市場)
 ○6月9日(木) 宇治市茶品評会(JA全農京都茶市場)
 ○6月24日(金) 宇治田原町茶品評会(JA京都やましろ宇治田原支店)



■」コラム「茶の記憶」 第44回
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 今月も、京都造形芸術大学通信制大学院非常勤講師の橋本素子さんに
 コラムを御紹介いただきます。

 今月は、「11月8日 高山寺献茶式」という題目で
 コラムをお寄せいただきました。

「11月8日 高山寺献茶式」について 橋本素子

 京都府茶業会議所および京都市茶業組合は、
 毎年11月8日に栂尾高山寺の開山堂で法要のあと、
 堂内に安置されている明恵像に、
 その年採れた新茶を供える「献茶式」を行っています。

 この11月8日という日ですが、
 いったいどのような「いわれ」のある日なのでしょうか。
 去年私も参列させていただいて、
 この点が一番の疑問でありました。
 今回はその途中経過、ということでご了承くださいませ。

 まずは、周囲のかたにうかがってみましたが、
 「昔から」とのご返答。
 献茶式の「いわれ」としてよくある事例は、
 忌日(亡くなった日)もしくは誕生日に行われるケース。
 しかし、明恵の忌日も誕生日も、該当しません。

 そこで高山寺の歴史も含めて探してみました。
 すると、現在寺内の石水院にかかる
 後鳥羽天皇の宸筆による勅額と伝えられる
 「日出先照高山之寺(ひいでてまずてらすこうざんのてら)」の
 扁額の裏面に、
 「建永元年丙寅十一月八日」という日付があるらしい
 というところまでたどり着きました。
 ただし、まだきちんとした確認ができておりません。

 『高山寺縁起』では、
 建永元年(1206)11月、後鳥羽上皇から院宣が下され、
 明恵は栂尾の地を賜わり、
 この場所を華厳興隆の道場として
 「高山寺」と号したとしております。
 寺伝などによりますと、
 もう少し具体的な内容で、
 このとき神護寺別院となっていた栂尾十無尽院とこの勅額を賜り、
 勅額の中の二文字を取って「高山寺」と号したと伝えられています。
 つまり11月8日は、明恵による高山寺の再興の際、
 その寺号の由来に関わる重要な勅額が作られたか、
 それを賜わった日付ということになるわけです。

 ちなみに十無尽院跡は、
 現在「日本最古の茶園」の碑が建つ
 高山寺茶園の場所であるといわれています。

 また、11月8日という日付にこだわらなければ、
 高山寺の明恵像に対する宇治茶の献茶は、
 もっと遡ることができます。
 すなわち、延享5年(1748)成立、
 文政九年(1826)書写の
 高遊外(売茶翁)著『梅山種茶譜略』を見ますと、
 高山寺の一院主の話として「宇治の製茶家は、
 毎年新茶が出たときには、
 まず明恵上人の真前(開山堂の明恵像の前)に供えていますが、
 これは本所を忘れないという意味であることは明らかです」と
 記されています。
 つまり江戸時代から、
 宇治の茶業家たちは、
 新茶を高山寺開山堂の明恵像に献茶をしていたことは明らかです。
 彼らは宇治茶の濫觴(らんしょう)が、
 明恵に始まることを認識していたことになるでしょう。

 残念ながら、11月8日の「献茶式」がいつから始められたものかも、
 今回明らかにできませんでした。
 京都府茶業会議所所蔵の資料によると、
 昭和41年11月8日の「茶山栂尾」の記念碑の除幕式典のあと、
 引き続いて例年通り献茶式が行われていることから、
 それ以前から行われていたことになります。

 そこで、読者の方々でこの件について何かご存じである方、
 どうかご教示くださいませ。
 私の方でも、引き続き史料にあたり、
 この由緒を明らかにすることができたならば、と思います。

 また、これに関連して浮かび上がってきたことですが、
 なぜ「駒の蹄影」伝説の舞台が五ケ庄であるのかについても、
 もしも次回があれば、その際に明らかにできればと思います。
 宿題がたくさんになってしまいましたね。


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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 http://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2016年6月3日
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