2020年1月号(Vol.91)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
1月号(Vol.91)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

新年あけましておめでとうございます。
本年も宇治茶の郷をどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年はいよいよ東京オリンピック2020。日本が世界中から注目される年になるはずです。
宇治茶のすばらしさをもっともっと多くの人に知ってもらえるよう頑張ります。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「宇治茶ムリエ講座」(八幡会場)の参加者を募集しています!
 【2】「キッズ茶ムリエ検定」(和束会場)の参加者募集中です!
 【3】「京都府優良品種茶園品評会」が開催されました!
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… 宇治茶関連の行事のご案内 ………………………………………………………
 ○「第12回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト京都府大会」
 ○「宇治茶ムリエ講座」(宇治田原会場)
 ○イオンモール久御山「ハレの日茶会」
 ○「宇治茶・山城ごちそうフェスタ」
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第87回 桑原秀樹さん
  「アメリカと日本茶」第11回
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トピックス
【1】「宇治茶ムリエ講座」(八幡会場)の参加者を募集しています!


 宇治茶のおいしい淹れ方と歴史文化、生産の基礎を学べる「宇治茶ムリエ講座」について、一般向けの講座を開催しています♪

 1月は浜茶の産地である八幡市で、宇治抹茶の美味しい点て方を学べる回を開催します!

 自分で点てた宇治抹茶を飲みながら、ほっこりした時間を過ごしてみませんか?

≪日時≫ 1月17日(金)午前の部 10:30~11:30 午後の部 13:30~14:30
≪会場≫ 八幡市文化センター3階講習室5
≪定員≫ 午前・午後各20名
≪申込み期限≫ 1月14日(火)(先着順)
※申込方法など詳しくはこちら

【2】「キッズ茶ムリエ検定」(和束会場)の参加者募集中です!


 1月26日(日)に、和束町で、小学3年~6年生を対象に、宇治茶の歴史や異なる茶種の飲み分けにチャレンジする「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。

 参加者には、検定の得点に応じて金賞・銀賞・銅賞のキッズ茶ムリエ認定証が贈られるとともに、特に優秀な成績を収めた子どもたちは、宇治茶についてより深く学び体験することのできる「キッズ・ジュニア茶ムリエマスター」の活動に参加することができます。

 本年度最後の「キッズ茶ムリエ検定」となりますので、宇治茶の大好きな小学生はぜひ参加してください。

≪日時≫ 1月26日(日)13:00~14:40
≪会場≫ グリンティ和束
≪定員≫ 30名
≪申込み期限≫ 1月12日(日)
※和束会場の詳細はこちら

【3】「京都府優良品種茶園品評会」が開催されました!


 高品質な宇治茶の生産に取り組んでおられる宇治茶生産者を顕彰することを目的に、令和元年度の「京都府優良品種茶園品評会」審査会が昨年11月に開催されました。

 応募のあった府内38筆(茶園の単位)の審査は、宇治茶の生育状況や栽培管理方法の現地審査を踏まえて実施され、受賞者が次のように決定しましたのでお知らせします。

 高品質な宇治茶の生産に向けて日々努めておられる生産者の皆様に感謝して、美味しいお茶を味わいたいと思います。

≪京都府知事賞受賞者≫
幼木ようぼく茶園の部】阪田 広樹氏(久御山町)
成木せいぼく茶園・手摘みの部】古川 嘉嗣氏
            (宇治市・農林水産大臣賞同時受賞)
【成木茶園・機械摘みの部】東本 勲氏(和束町)

宇治茶関連の行事のご案内

○「第12回全国玉露のうまい淹れ方コンテスト京都府大会」
≪開催予定≫ 2月15日(土)
≪場所≫ 京田辺市立社会福祉センター
≪内容≫ 丹精込めて創られた「玉露」によって、相手を想い美味しく淹れることの素晴らしさと、「玉露」の深い香りと味わいに感動し、人と語らうきっかけとすることを目的に、玉露の淹れ方を競う大会です!
※参加者募集等の詳細は、来月号でご案内します。

○「宇治茶ムリエ講座」(宇治田原会場)
≪開催予定≫ 2月25日(火)10:00~12:00
≪場所≫ 宗円交遊庵やんたん(宇治田原町湯屋谷)
≪内容≫ 通常の宇治茶ムリエ講座に加え、宇治製法を考案した永谷宗円の生家の現地見学を合わせた講座です!
※参加者募集等の詳細は、来月号でご案内します。

○イオンモール久御山「ハレの日茶会」
≪開催予定≫ 3月1日(日)
≪場所≫ イオンモール久御山
≪内容≫ ※詳細は、来月号でご案内します。

○「宇治茶・山城ごちそうフェスタ」
≪開催予定≫ 3月20日(金・祝)10:00~15:00
≪場所≫ 城陽五里五里の丘(京都府立木津川運動公園)
≪内容≫ ※詳細は、来月号以降でご案内します。

コラム「茶の記憶」 第87回


 今月は、引き続き、NPO法人日本茶インストラクター協会元副理事長兼関西ブロック長の桑原秀樹さんに、日本茶の茶葉が真直ぐな理由とアメリカとの関係についてコラムをご紹介いただきます。

「アメリカと日本茶」第11回 桑原秀樹

1.日本茶業はペリーによって始まった。

サ、日本茶が真直ぐな理由とアメリカその3

 永谷宗円が創始した宇治製煎茶は真直ぐではありませんでした。それは永谷宗円の使用した焙炉が碾茶焙炉と同じく助炭が紙助炭であった為に、空中で揉む揉切しか出来なかった事に依ります。嘉永6年(1853年)にペリーが来航し、安政6年(1859年)に横浜が開港して茶貿易が始まり大量の輸出茶が必要になってくると、空中で揉む揉切だけでは間に合わなくなってきました。

 そこで考案されたのが木枠に和紙を張り付けた木枠助炭です。木枠助炭が開発されても木枠助炭の下に渡す渡し棒が竹の棒と竹の網代の時代はあまり力を込めて揉むことは出来ませんでした。その後、強く力を入れて揉むために鉄製の渡し棒である鉄橋(鉄弓)と鉄の網代が開発されます。鉄製の渡し棒が初めて文献に登場するのは天保年間(1831年~1845年)ですが、その使用が一般的になるのは明治10年代(1877年~)です。

 宇治より宇治製法と木枠助炭と鉄弓、鉄網代の伝わった伊勢、静岡では宇治製法を基礎として、輸出向きの手揉製茶法を生み出していきました。

(2月号に続く。)

本文ここまで
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 □ 発行日 : 2020年1月1日
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