2022年1月号(Vol.115)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
1月号(Vol.115)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

あけましておめでとうございます。
旧年中は宇治茶をご愛顧いただきましてありがとうございました。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】日本茶インストラクター協会京都府支部主催
    講演会『意外と知らない宇治茶の世界』
 【2】◆お知らせ◆
    令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー実施中
 【3】体験プログラム「宇治抹茶 3種類 飲み比べ体験」
 【4】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベントをオンラインで開催中!
 【5】「お茶する生活」はじめませんか。
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第111回 小山茂樹さん
  大福茶
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トピックス
【1】日本茶インストラクター協会京都府支部主催
   講演会『意外と知らない宇治茶の世界』


 第1部ではお茶の有効成分、近年の国内の生産動向、茶種別生産量の変化、今後のお茶の向かう道等マクロ的なお茶に関する講演を、第2部では宇治茶の歴史やお茶屋さんでしか知らないお茶に関する話題等、マニアックなお話をお聞きします。

実施形式:会場参集型(リアル開催)
日時:令和4年1月8日(土)13:00~15:00(受付12:30)
会場:JA全農京都茶市場(京都府城陽市寺田垣内後79)
募集:一般の方、協会会員の方 30名
   1月5日(水)迄にお申込み下さい。
   ※定員になり次第締切
講演内容:意外と知らない宇治茶の世界
第一部 堤保三氏(京都府茶業研究所主任研究員)
第二部 林屋和男氏(日本茶アドバイザー専任講師)
参加費:500円 当日受付にて
持ち物:筆記用具、感染防止対策(マスク等)に必要なもの
    ※会員の方は会員証持参
申込方法:申込フォーム、もしくはメールにて
フォーム https://forms.gle/pP19wGjwMRFgTQqC6
メール nihoncha-inst.kyoto@car.ocn.ne.jp

Webサイト:http://nihoncha-kyo.sakura.ne.jp
お問合せ:京都府支部事務局 TEL.090-3625-6512

【2】◆お知らせ◆
   令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー実施中


 スタンプラリーが始まって早1か月。

 宇治茶カフェ34店舗を巡って、カフェで一服、QRコードでスタンプ入手して、「宇治茶カフェ利用券」をゲットしよう!

参加に際しては、下記をご覧ください。
https://www.stamprally.net/gacplrhybwtpydcn

※スタンプラリーに参加するためには、インターネットに接続されたスマートフォンが必要です。以下のOS・ブラウザでの動作をサポートしています。
iPhone:iOS 11 以降 / ブラウザ:Safari
Android:Android 6 以降 / ブラウザ:Chrome
上記の環境以外での動作についてはサポート対象外となります。
また、一部のスマートフォンでは、スタンプラリーに参加できない場合がございます。また、パソコンやタブレット、フィーチャーフォンからは参加できません。

【3】体験プログラム「宇治抹茶3種類 飲み比べ体験」

~宇治抹茶を飲み比べてみよう~

 普段体験することができない抹茶の飲み比べ体験の参加者を募集しています。

 宇治茶の専門家である京都府茶業研究所の研究員が、抹茶の奥深さをお伝えします。

 抹茶と言っても、種類によって色や味、香りは大きく異なります。

 京都府茶業研究所では現在、子供達にも好んで飲んで頂ける抹茶の開発を目指し、子供達がどのような抹茶を好むのかを調べています。

 今回は、特徴的な抹茶を3種類飲み比べていただき、簡単なアンケートにご協力をお願いします。初めて抹茶を飲む方、これまで抹茶は苦手だと思っていた方でも、自分好みの抹茶に出合うことができるかもしれません。

 抹茶と一緒に簡単なお菓子をお出しします。

【日時】 2022年1月23日(日)
午前:(1)9:30~10:00 (2)10:10~10:40 (3)10:50~11:20
   (4)11:30~12:00
午後:(5)13:00~13:30 (6)13:40~14:10 (7)14:20~14:50
   (8)15:00~15:30 (9)15:40~16:10
各回5名まで(先着順)

【場所】 宇治のまち歴史公園(茶づな) 体験教室1
茶づなHP:https://uji-chazuna.kyoto/

【参加費】無料

【対象】小学生・中学生
※小学1年生のお子様は、保護者の同伴が必須となります。
※小学2年生以上のお子様でも、保護者の方も2名まで一緒にご参加いただけます。

【申込方法】
1月20日(木)までに、茶業研究所ホームページに掲載している受講申込書に必要事項を記入の上、FAX、メールのいずれかで茶業研究所あて申込みください。
茶業研究所HP:https://www.pref.kyoto.jp/chaken/three_kinds.html

お問い合わせ/申し込み先
京都府農林水産技術センター農林センター茶業研究所(担当:北尾、堤)
電話:0774-22-5577 FAX:0774-22-5877
電子メール:ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp

【4】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベントをオンラインで開催!

 「宇治茶」まつりふれあいイベントポータルサイトがオープンしています。宇治茶の魅力をオンラインで順次発信していきますのでぜひアクセスしてください。

○URL https://ujicha-matsuri.jp/
○開催期間 令和3年11月11日(木)~令和4年2月28日(月)

【5】「お茶する生活」はじめませんか。
   オンライン「茶ムリエ講座」


 オンライン「宇治茶ムリエ講座」も最終回となりました。

 宇治茶のおいしい淹れ方や宇治茶の歴史をおうちでゆっくり学べます!

【オンライン茶ムリエ講座スケジュール】

開催日 茶種 第1部 第2部 申込期限
1月28日(金) 玉露 10:00~
11:00
12:00~
13:00
1月18日(火)

・場所 オンライン(オンラインミーティングアプリ Zoom 用)
・定員 各回20名(先着順)
・参加費 無料(淹れ方実習で使う宇治茶は事前にお届けします)
・申込方法 ホームページ「京都山城・宇治茶の郷」から申込。

      https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/

※受講決定や受講方法については開催の5日前までにメールで御連絡します。
※この講座以外に、職場やグループ単位の団体様向け講座も承っております。お気軽にご相談ください。受け付けは40日前から。

<お問い合わせ>
京都府山城広域振興局農林商工部農商工連携・推進課
宇治茶ムリエ講座担当
電話:0774-21-2392

コラム「茶の記憶」第111回


 今月は、宇治茶伝道師で宇治商工会議所副会頭の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

「大福茶」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

「大福茶」 小山茂樹

 新型コロナウイルスの流行がひとまず下火になって、宇治を訪れる観光客が徐々にだが増えてきた。茶道のお稽古もぼちぼち復活し、新年茶会を2年ぶりに再開しようというお茶人さんも多い。宇治の茶業者にとってお点前用の抹茶が売れなければ何ともしようがない。煎茶やかぶせ茶の不振で、やむをえず加工用抹茶で糊口(ここう)をしのいできたが、いよいよ本業を見直すときが来たようだ。

 正月は一般の家庭でも縁起の大服茶をいただく習慣が残っている。大服とはたっぷりと抹茶を点てるという意味である。大和西大寺の大茶盛りなどが分かりやすい例だが、この服が福に通じるところから「大福茶(おおぶくちゃ)」は新年の祝儀茶となった。正月の若水で湯を沸かし、新年の平穏無事を祈って一家そろって抹茶をいただく。茶人や茶師の家に今でも残る元旦の伝統行事だ。

 一方、煎茶に梅や昆布を入れて飲む大福茶があり、むしろこちらの方が一般的だろう。古く村上天皇の治世であった天暦5年(951)、都に疫病が流行したとき六波羅密寺の空也上人が梅と昆布を入れた茶を振る舞ったところ、疫病が収まったという。

 村上天皇はこの茶を元旦に服し、人々の無病息災を祈願したところから、天皇が服する茶ということで「皇服茶」あるいは「王服茶」とよばれたものが、後に大福茶と呼ばれるようになった。

 大福茶は抹茶でも煎茶でも、その家に伝わる祝い方があってさまざまだ。歳末の茶店では煎茶と縁起ものがセットになって売り出される。梅は齢重ねる、結び昆布は喜ぶ、炒り大豆はまめで元気であるようにとの願いが込められている。北野天満宮の神梅はご利益があるし、豆の代用に玄米茶を用いるのもよい工夫だ。

 今年はオミクロン株の流行が心配だが、小人数ならお酒が飲めるようになった。しかし、分かっていてもつい飲み過ぎてしまうのがお酒。緑茶が悪酔いの予防になるのは茶業者なら経験的によく知っている。西大寺の叡尊上人は酒盛に代わる茶盛を人々に施して、不飲酒戒の実践とした。また村上天皇が茶を飲んだきっかけは二日酔いに効果があったからだとする説がある。疫病退散、茶を飲んでコロナウイルスを追い払うことができれば幸いである。

本文ここまで
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 □ 発行日 : 2022年1月1日
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