2022年3月号(Vol.117)HTMLメール

宇治茶の郷メールマガジン
3月号(Vol.117)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

まだまだ寒い日が続きますが、少しずつ日差しに春を感じるようになってきました。季節の変わり目、みなさま体調お変わりないでしょうか?
年度末で慌ただしくしておられる方も多いと思います。温かい宇治茶で、ホッと一息ついてくださいね。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】「茶づなdeマルシェ」が3月12日(土)・13日(日)に
    お茶と宇治のまち歴史公園内[茶づなの広場]で開催
 【2】令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー終了
 【3】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベント延長
 【4】令和3年「宇治茶カフェ認定店」認定審査終了
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第113回 小山茂樹さん
  随想・新茶近し
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トピックス
【1】「茶づなdeマルシェ」が3月12日(土)・13日(日)にお茶と宇治のまち歴史公園内[茶づなの広場]で開催


 お茶と宇治のまち歴史公園茶づな(運営企業:株式会社協栄)は、2021年10月1日に全面オープンし、お茶と宇治のまち歴史公園「茶づな」を中心としたにぎわいの創出や京都宇治の事業者様の活動の場・地域の新しいコミュニティの場づくりとして月1回のマルシェを開催いたします。

 マルシェやグルメ、音楽やスポーツを通じて地元の事業者様を中心とした京都宇治のまちの魅力発信イベントです。

●開催日時:3月12日(土)9:00~15:00
      3月13日(日)10:00~15:00
      ※雨天屋外中止・館内施設でのイベント変更あり
      ※新型コロナウイルス拡大に伴う場合中止
●会場:お茶と宇治のまち歴史公園「茶づな」
    (京都府宇治市菟道丸山203-1)
●アクセス:JR奈良線「宇治駅」南出口より徒歩12分
      京阪宇治線「宇治駅」より徒歩4分
●出店予定:約30店舗
 宇治市内を中心とした事業者。キッチンカー・陶芸・ハンドメイド・
 新鮮野菜の販売会など
●参加申し込み/参加費:不要
●URL:https://uji-chazuna.kyoto/

【3/12(土)の見どころ】
(1)9:00~新鮮野菜ワンコイン販売(先着500名様)
地元で採れた新鮮な野菜などの詰め合わせをワンコイン500円で販売!
(2)10:00~宇治市産のこだわり米特別販売
ここでしか買えない宇治市産米をお求めやすい価格で販売。
(3)マルシェ開催
地元のハンドメイドのお店やキッチンカーが大集合!

【3/13(日)の見どころ】
(1)マルシェ開催
地元のハンドメイドのお店やキッチンカーが大集合!
茶づなdeマルシェにて特別販売
(2)宇治米お試し2合パックプレゼント(先着500名様)


■お茶と宇治のまち歴史公園について
【施設概要】
 お茶と宇治のまち歴史公園は、史跡・宇治川太閤堤跡をはじめ、宇治茶の魅力や宇治の歴史・文化を情報発信する施設です。園内では、再現された太閤堤をご覧いただけるほか、「お茶と宇治のまち交流館(愛称:茶づな)」では、宇治茶と宇治の歴史を紹介するミュージアムをはじめ、各種体験プログラムを通して、いろいろな宇治茶の魅力を感じていただけます。

所在地:京都府宇治市菟道丸山203-1
代表者:酒寄直人
設立:2021年10月
URL:https://uji-chazuna.kyoto/
お問い合わせ:お茶と宇治のまち歴史公園茶づな
TEL:0774-24-2700(9:00~17:00)
e-mail:uji-chazuna.info@k-bm.co.jp

【2】令和3年宇治茶カフェ スマホスタンプラリー終了

 スマホスタンプラリーが2月28日に終了しました。

 期間中多くの宇治茶ファンの皆様にご利用いただきましてありがとうございました。

 抽選により、当選者を決定の上、連絡予定です。

【3】令和3年度「宇治茶」まつりふれあいイベント延長

 オンライン開催中の「宇治茶」まつりふれあいイベントは3月21日まで延長しています。
●URL:https://www.ujicha-matsuri.jp/

 宇治茶に関する秘蔵映像や宇治茶オンラインショップで宇治茶のおいしい淹れ方やお買い物などお楽しみいただけます。

 来年は「第76回全国お茶まつり」が11月に京都で開催されます。あわせて「宇治茶」を楽しんでいただくイベントも予定しています。どうぞお楽しみに。

【4】令和3年「宇治茶カフェ認定店」認定審査終了

 令和3年度の宇治茶カフェ新規認定の書類審査、現地審査が2月に終了しました。

 最終的に4件(京都市内2件、宇治市内2件)が、3月の最終審査に進み、3月下旬には、新規認定店が決定します。4月以降のメールマガジンでご案内予定です。

コラム「茶の記憶」第113回


 今月も宇治茶伝道師で宇治商工会議所副会頭の小山茂樹さんにコラムをご紹介いただきます。

 「随想・新茶近し」というテーマでコラムをお寄せいただきました。

随想・新茶近し 小山茂樹

 今年の冬は寒かった。こういう年は春が急にやって来ると思うが、季節のメリハリがはっきりしているほど、新茶は香味とも良いとされている。もし暖冬だと、その年は寝不足の新茶といわれ、品質よりむしろ収量の方に期待が集まる。3月も半ばになって地温が上がると、茶樹の根が動き出す。これにあわせて施す肥料を芽出し肥と呼び、いよいよ茶農家の繁忙期の始まりである。そして、京都の北野天満宮から権禰宜さんが宇治へやって来るのもこのときだ。木幡や宇治、小倉などの碾茶産地を回り、秋の御茶壺奉献祭に用いる特別の茶を今から依頼される。私は小倉地区のお世話を30年ほどさせてもらったが、新茶前の風物詩のように感じていた。

 人気のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」には、天満宮さんがよく出てくる。主人公の友人が茶道教授なのでお稽古シーンも多い。昨今の抹茶ブームもあって、朝ドラは京都府茶業に相乗効果をもたらしている。ちなみにドラマに出る回転焼店がどこにあるか想像してみたが、これが難しい。天満宮さんのそばで、太秦映画村にも近いとなると、千本今出川あたりだろうか。しかし自転車の練習をした鳴川からは遠いので、結局のところ分からない。

 天満宮さんには豊臣秀吉が造営した御土居跡が残っている。店が千本今出川あたりならまさに洛中、都の真ん中だ。今の京都を分けるとすれば、烏丸通りを挟んで東西、さらに丸太町通りを挟んで南北に四分される。この北西ブロックに天満宮さんがある。茶道宗家や京都府庁もあるし、かつては公家衆も住んだ。宇治は平安貴族の別業地だったが、この辺りに住んだ都人にとって、宇治は洛外のさらに外側、まさに異国の地くらいの感覚だっただろう。

 宇治で茶業が広まった理由の一つに肥料がある。里山の下木や落葉ではとうてい足りず、その大部分を都の下肥に頼ったのである。肥箱を船に積んで鳴川を下り、巨椋池を経て宇治へ運んだ。資料によれば上京あたりの下肥は値が高かった。公家衆は美味しいものを食べているから糞もよいだろうということらしい。現在は菜種油かすや魚粉などの有機肥料を用いている。芽出し肥がよく効いて、美味しい新茶が採れるのが楽しみだ。

本文ここまで
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 □ 発行日 : 2022年3月1日
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