テキストメール(Vol.122)


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      宇治茶の郷メールマガジン8月号(Vol.122)
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 こんにちは、宇治 茶太郎さん。

 梅雨明け後の雨続きもひと段落して、夏本番がやってきます。
 しっかりと水分補給をしつつ、
 フレッシュな宇治茶で暑さに負けず乗り切りましょう!


≪ 目次 ≫

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】令和4年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーを開催します(予告)。
 【2】2022年「イオンモール久御山」で、
    「夏の、ハレの日茶会」(イオンモール久御山)が開催されました。
 【3】令和4年度 第二回「キッズ茶ムリエ検定」を開催します
 【4】令和4年度オンライン「宇治茶ムリエ講座」開催中です。
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第118回 桑原秀樹さん
  「焙じ茶物語」 その4 「宇治かおる問題」
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≪ 本文 ≫


★☆━ トピックス   ━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━…━━☆★
 
 【1】令和4年宇治茶カフェ スマホスタンプラリーを開催します(予告)。
 
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 今年のスタンプラリーは、
 期間を5か月間に延長してデジタル対応で開催。
 スタンプを集めて、スマホで応募しよう。

 ◆実施期間 令和4年9月1日(木)~令和5年1月31日(火)
 ◆賞品
  3,000円分の宇治茶カフェ利用券が、計20名に抽選で当たります。
  またWチャンスとして最多スタンプ獲得者には
  抽選で3,000円分の利用券が当たります。総額(63,000円)
 ◆参加方法
  (1)宇治茶カフェ認定店を利用しQRコードを読み取り
     スタンプを獲得します。
  (2)一店舗1スタンプ(1個)として、3個で一口から応募可能。
     最多30個のスタンプで10口まで、抽選に応募できます。
  (3)当選は発送をもって代えさせていただきます。
 ◆特設サイト
  https://www.stamprally.net/ervtrkwrjcwzhxpg
   ※9月1日より稼働




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 【2】2022年「イオンモール久御山」で、
    「夏の、ハレの日茶会」(イオンモール久御山)が開催されました。
 
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 ●開催日時場所 令和4年7月16日(土)~17日(日)(イオンモール久御山)

 (1)オリジナル急須デザインワークショップの様子
    世界にひとつだけの急須を絵付けしよう!絵付けが完成し、
    焼き上げた後、お持ち帰りいただきました。
 (2)石臼体験【無料】
    宇治茶を体験してみよう!
    自分で石臼を回して抹茶を作ってみました。
 (3)宇治茶合わせ【無料】
    茶葉を見てお茶の種類を当てるクイズにチャレンジしました。
    (参加者には『宇治茶大好き』冊子をプレゼント)
 (4)クイズラリー抽選会【無料】
    宇治茶にまつわるクイズに答えてガラポン抽選会に参加。
    抽選会では、最新の急須も登場しました。
 (5)こみねっとクイズショー!【無料】 
    (11時~、13時~、14時、15時~、の10分間)
    宇治茶に関するクイズ。ヒントは演劇の中に!
    正解者には上級煎茶一煎パックをプレゼントしました。
 (6)おうじちゃま撮影会【無料】
    7/16(土)11:30-12:00、14:30-15:00におうじちゃまが登場!
    特別ゲストには京都府のまゆまろが登場しました。
    7月17日(日)の2日目は京都府の「まゆまろ」がソロで登場。




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 【3】令和4年度 第二回「キッズ茶ムリエ検定」を開催します
 
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 将来の宇治茶ファンを育てるため、
 茶業団体や地域団体と連携して、
 小学3~6年生を対象に、
 本年度2度目の「キッズ茶ムリエ検定」を開催します。
 当日は10時と14時開催で、各回30名で合計60名の参加者募集です。
 (第一回は募集終了)

 ■第二回キッズ茶ムリエ検定概要■
 <宇治茶大好き検定> ペーパーテスト○×方式で20問:100点
 <お茶の飲み分け検定> 茶香服5種(玉露・碾茶・煎茶・玄米茶・
             ほうじ茶):50点
 <お茶育演劇>  「NPO法人こみねっと」による演出
 <親子でおいしいお茶の淹れ方教室> 煎茶。お茶菓子付き
 <参加賞> らくやき急須キット
       (急須(白無地)+マーカー5色セット)

 第二回参加申込等
 <開催日> 11月16日(日曜日)10時~、14時~の2回
 <場所> 茶づな(京阪宇治駅隣り)
 お茶と宇治のまち歴史公園内
 〒611-0013 京都府宇治市莵道丸山203-1
 https://uji-chazuna.kyoto/access/

 <実施概要>
 ・参加費無料
 ・郵便はがき・FAX・インターネットにて応募(事前申込制)
 ・参加者の条件は「小学3~6年生」。居住地条件は設けない。
  応募者多数の場合は抽選(6年生を優先)。
 ・過去の参加者も対象とするが
  「キッズ・ジュニア茶ムリエマスター」は対象外。
 ・参加者には参加票と検定のテキストを事前に郵送(自宅学習)。
 ・検定の参加に際しては、オンラインでの参加はございません。
  会場参加のみですので、予め了承の上、お申し込み願います。

 <パソコン、スマホで申し込み>
 ・こみねっとホームページから応募してください
 https://lhx23.linkclub.jp/kominet.net/ujicha/ujicha_chamurie2022.html

 <郵便はがきで申し込み>
 ・〒611-0043 宇治市伊勢田町若林53
  NPO法人こみねっと キッズ茶ムリエ担当

 <FAXで申し込み>
 FAX番号 075-320-3597

 <応募締切日>
 令和4年10月9日(日)必着



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 【4】令和4年度オンライン「宇治茶ムリエ講座」開催中です。
 
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 今年もオンライン宇治茶ムリエ講座を
 6月から翌年の2月まで9か月間で開催中です。

 現在開催中の「茶ムリエ講座」の模様
 (テレビの取材も来られました)

 宇治茶のおいしい淹れ方や宇治茶の歴史を約1時間で学ぶ人気の講座です。
 全国どこからでも参加できます。

 ○宇治茶ムリエ講座URL
 https://www.pref.kyoto.jp/yamashiro/ocha/news/online_ujichamlier2020.html




■ コラム「茶の記憶」 第118回
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 今月も、日本茶AWARD実行委員長の桑原秀樹さんに
 コラムをご紹介いただきます。

 今月は、「焙じ茶物語」その4「宇治かおる問題」というテーマで
 コラムをお寄せいただきました。
  
 
 「焙じ茶物語」その4「宇治かおる問題」 桑原秀樹

 二冊目は昭和50年に東京茶協の初代組合長であった
 吉浜代作が書いた「茶とともに」です。
 その88ページに「宇治かおる問題」があります。

 「この問題は、大正13年(1924年)の春に、森永製菓が発売元となり、
 京都府下上狛町の七条七之助氏発売の焙じ茶を包装販売せんと計画し、
 数千店の菓子販売店において販売する一方、
 茶商店に対しては茶問屋を元売り店に指定して販売を開始せんとした。
 …当時東京市内の茶小売店においては
 焙じ茶の販売を行う店は極めて少数である。」
 「私は大正の初期に焙じ茶販売は有利である。
 その理由は焙じ茶原料は最低価格にて求め得られる。
 特に輸出商社より選別される煎茶
 棒のごとき用途なく捨て去られている。」
 「明治以来各家庭においては自宅で焙じ茶を作って飲用している。
 またこの焙じ茶用器も年末市内小売店において景品として配布している。
 その器具は木材のまげものへ日本紙をはめ込む
 ちょうどホタル入れの形をした手のついた極めて簡単な道具である。」
 と書かれています。

 大正13年当時の東京の茶小売店では
 焙じ茶を販売している店は極めて少数でした。

 そこへ大手菓子メーカーの森永製菓が
 上狛町の山城製茶(七条七之助)と提携して
 焙じ茶の包装販売を企画します。
 日本における茶包装販売の魁です。

 東京は大混乱しました。
 またこれが動機となり、焙じ茶の販売が全国的に盛んになりました。
 「宇治かおる問題」は焙じ茶を全国に広める大事件でした。

 東京では明治以来各家庭において
 焙じ茶を作って飲用している事が分かりました。

 また、焙じ茶用の器具は
 お茶屋が景品として配っていることが分かります。
 これにより、明治以降に焙じ茶が飲まれ出したのは判明しましたが
 誰が発明者なのかは分かりません。
 また、明治時代の京都や大阪の焙じ茶についての文章も
 まだお目にかかったことがないので、
 明治の東京の庶民が焙じ茶の発明者だとは断定できません。
 次は東京の各家庭では、どんなお茶を焙じ茶にしていたのかを調べます。
(2022年8月号、今回で桑原秀樹氏によるコラムは終了となります)


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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2022年8月1日
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