2016年9月号(Vol.51)HTMLメール

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宇治茶の郷メールマガジン
9月号(Vol.51)
こんにちは、宇治 茶太郎さん。

晩夏の京都から香り高い宇治茶の情報をお届けします。

目次

… トピックス …………………………………………………………………………
 【1】第69回関西茶品評会で京都府の出品茶が上位入賞!
 【2】「King of 茶ムリエ」大会を開催!
 【3】「UJI-CHA Fair 2016」後期イベントがスタート!
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… コラム「茶の記憶」………………………………………………………………
 ○第47回 小山茂樹さん
  10月と11月は「宇治茶の郷づくり月間」
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トピックス

【1】第69回関西茶品評会で京都府の出品茶が上位入賞!

 8月3日(水)から5日(金)までの3日間、京都府で開催されました、第69回関西茶品評会において、京都府からの出品茶が入賞。

 特に、てん茶、玉露及びかぶせ茶においては、農林水産大臣賞をはじめ、一等入賞を独占しました。

 なお、褒賞授与式は平成28年11月12日(土)に宇治茶会館で開催されます。

【参考】農林水産大臣賞
(てん茶) 古川嘉嗣 氏
(玉露) 飯岡玉露生産組合 出島藤司 氏
(かぶせ茶)京都やましろ農業協同組合
      宇治田原茶業部会 勝谷健士 氏
(普通煎茶)農事組合法人グリーンティー高尾

【2】「King of 茶ムリエ」大会を開催!

 「お茶の京都博(仮称)」のプレイベントとして、平成28年12月4日(日)に宇治茶会館で開催。

 内容としては、茶香服とお茶関連のペーパーテストの合計点数により順位を競い、優勝者には「King of 茶ムリエ」の称号を授与。

 参加に向けての詳細概要は次のとおりですので、参加希望者は是非申込み下さい。

【開催概要】
定員:100名/参加費:無料
参加資格:「宇治茶ムリエ」養成講座受講者
※同講座はこれまで希望のある団体を対象に実施していましたが、今回個人で参加できる講座を6回開催予定

日時 時間 場所 定員 締切
9月17日(土) 10~11時
12~13時
けいはんなプラザ(精華町)
※「山城産マルシェ in けいはんな」同時開催
各20名 9月12日(月)
9月24日(土) 14~15時 宇治総合庁舎 20名 9月16日(金)
10月5日(水) 14~15時 田辺総合庁舎 20名 9月27日(火)
10月13日(木) 14~15時 宇治総合庁舎 20名 10月5日(水)
10月21日(金) 14~15時 木津総合庁舎 20名 10月13日(木)
11月1日(火) 14~15時 宇治総合庁舎 20名 10月24日(月)

募集期間:9月6日(火)~11月14日(月)
     ※申込み多数の場合は抽選
申込み先:京都府山城広域振興局農林商工部企画調整室
申込方法:○各宇治茶ムリエ養成講座会場にて申込み
     ○郵便はがき(記載事項は下記参照)
     ○FAX(0774-22-8865/記載事項は下記参照)
<記載事項>(1)電話番号、(2)住所、(3)名前(ふりがな)、(4)宇治茶ムリエ認定番号、(5)電話番号

【3】「UJI-CHA Fair 2016」後期イベントがスタート!

 4月から8月にかけて山城管内の12市町村で「UJI-CHA Fair 2016」を開催し、約9万人が参加されましたが、9月から後期のイベントがスタートします。

【開催概要】
◇期間:平成28年9月~平成29年3月
◇対象イベント数:43イベント
◇イベント案内冊子「UJI-CHA Fair 2016」ナビ配布
 ※配布先(予定):京都府総合案内所「京なび」、
          山城各市町村役場 等
◇一部会場において、ご当地スイーツプレゼント・お茶のふるまいを予定

コラム「茶の記憶」 第47回


 今月も、宇治茶伝道師の小山茂樹さんにコラムを御紹介いただきます。

 今月は、「10月と11月は『宇治茶の郷づくり月間』」という題目でコラムをお寄せいただきました。

~10月と11月は「宇治茶の郷づくり月間」~ 小山茂樹

 お茶の日はいつですかと尋ねられると、大半の人は「八十八夜」と答える。立春から数えて88日目、例年5月2日頃がこの日にあたる。しかし、八十八夜は新茶を摘み始める目安の日であり、お茶の日ではない。それでは、全国的な「お茶の記念日」はいつなのか、そしてその記念日が年2回もあることを、茶業者ですら知っている人は少ない。

 まず、1回目の記念日は6月2日だ。江戸末期の旧暦安政6年6月2日に横浜港が開港された。やがて明治の黎明期にわが国の外貨獲得に貢献したのは絹糸とグリ製緑茶だったが、日本緑茶が横浜港から海外へ輸出されたことを記念し、横浜開港の日を「全国茶業記念日」と定めたのである。

 そして、2回目の記念日は10月1日だ。天正15年(1587)年10月1日は豊臣秀吉が京都の北野天満宮で「北野大茶会」を催した日である。それまで茶道は武家社会を中心とした支配階級のものだったが、この日を境に茶道は民衆のものとして深く日常生活に根ざしていった。いわば、抹茶の生産が増えるきっかけとなった訳で、北野大茶会の日を「製茶記念日」として定めたのである。

 これら2回の記念日は昭和7(1932)年の全国茶業組合会議所会頭会議で、日本茶の需要喚起、製茶改良、茶業界振興の資することを目的に制定された。しかし、6月2日はどこの茶産地にとっても繁忙期で記念行事どころではない。いつしか、10月1日だけが「お茶の記念日」として定着していったのである。

 10月1日の「製茶記念日」には、山城の茶産地で茶祖祭が盛大に開催される。例えば、宇治市では小倉、中宇治、東宇治などの地区で。そして、城陽市、京田辺市、木津川市、宇治田原町などでも茶農家や茶問屋、JAなどの関係団体が集まって、先人の苦労に感謝する献茶祭や神事が執り行われる。他にも、お茶まつりなどの消費イベントが目白押しだ。京都府、山城管内各市町村、茶業関係団体などで構成する宇治茶の郷づくり協議会では、お茶がおいしくなる10月を迎え、宇治茶の魅力を満喫してもらうために10月と11月を「宇治茶の郷づくり月間」と定めている。

本文ここまで
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 □ 発行 : 宇治茶の郷づくり協議会 https://www.ujicha.or.jp/sato/
 □ 発行日 : 2016年9月6日
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